いったん目標を下げることも、時には必要
なんと志の低い・・・と思われるかもしれません。
もちろん、自分だけの努力で何とかなることに対して
高い目標を持ち続けることは、とても素晴らしいことだと思います。
行動診療の分野に関していえば
「今忙しいから、おとなしく待っててね」
と言っても、簡単には理解してくれない相手と折り合いをつける必要があります。
例えば、ワンちゃんに対して
「用事をしている時は、サークルの中でおとなしく一人遊びさせよう」
という目標を立てたとします。
サークルの中に知育トイを入れるだけで、難なくクリアできる場合もあるでしょう。
しかし、飼い主さんのことが大好きで、
飼い主さんに遊んでほしいと思っているワンちゃんは、
「ここから出して―!!」「かまってー!!」
と、吠えるかもしれません。
では、どうするか?
「いったん目標を下げること」です。
これは「小さな目標に分解すること」と言い換えることもできます。
・サークル内がワンちゃんにとって快適な場所になるよう工夫する
・夢中になってくれそうな知育トイを、数種類購入する
・サークルに入ると、いいことがある(例:大好きなおもちゃで遊べる・おやつがもらえる)と教える
・散歩の時間や一緒に遊ぶ時間をしっかり確保する
他にもありますが、少なくともこれらは、最初に掲げた目標に近づくために欠かせないステップです。
最終目標だけを見ていては、飼い主さんもワンちゃんも、ストレスが溜まるだけ。
むしろゴールが遠ざかってしまいます。
「早く何とかしたい!!」という気持ちをぐっとこらえて、
少しずつ進んでいきましょう。
それが一番近道かもしれません。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
