行動診療分野のお薬① 選択的セロトニン再取り込み阻害薬
「セロトニン」
これは「幸せホルモン」と呼ばれることもあります。
ヒトでは、日光浴をするとセロトニンが分泌され、リラックス効果が得られるとも言われています。
また、セロトニンは「感情のブレーキ」とも言われていて、
セロトニン分泌が少ない個体は、攻撃行動を起こしやすい傾向にあると言われています。
通常、セロトニンは脳神経細胞から分泌され、役目を終えると脳神経細胞に取り込まれ分解されます。
選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)はその名の通り、
「セロトニンが脳神経細胞に取り込まれるのを邪魔して、使えるセロトニンの量を増やしましょう」
というお薬です。
セロトニンがもともと少ないのに、どんどん分解されていっては困りますよね。
そんなとき、SSRIの出番になります。
SSRIのひとつ、フルオキセチンは、ワンちゃんの分離不安の治療の補助薬として、日本で認可されています。
適用外使用になりますが、攻撃行動、恐怖症、猫のスプレー行動の治療にも使われることがあります。
SSRIを使うことで、ワンちゃんネコちゃんの気持ちが安定し、
行動修正やトレーニングがしやすくなるというメリットが期待できます。
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